DOCTYPE

HTMLは、バージョンごとに使用できる要素(タグ)や属性の名前と、それらの配置のしかたについて厳密に定義されています。
これはDTD(Document Type Definition)と呼ばれるもので、「文書型の定義」を意味します。

HTML4.01には以下の3種類のDTDがあります。

HTML4.01 推奨仕様では必須。

■Frameset
Transitional DTDとほぼ同じですが、フレームが使用できる。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd"> 

■HTML4.01 Transitional ・・・bgsound や layer など、HTML4.01 Transitional に定義されていないタグを使用してはならない。
非推奨要素や属性は使用できますが、フレームを使用することができません。 要素の配置については比較的制限が緩やかになっています。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> 

■HTML4.01 Strict・・・font や center なども使用してはならない。body〜/body の間に直接文字を書くこともできません。
フレームを使用することができません。 要素の配置についても厳しい制限があります。 HTML4.01の本来の仕様に従った最も厳密で正確なDTDです。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd"> 

<参考>HTMLクイックリファレンス

                                                                    • -

★ドキュメント宣言を書かないとほとんどのブラウザで自動的に互換モードになってしまう。

標準モードは文法ミスや、非推奨の書き方は全て排除してしまいます。より正確な記述が必要です。

互換モードは非推奨タグや文法ミスも自動的に解釈して補完してくれます。

・IE6の標準モードの書き方

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">


<参考>ドキュメントタイプ

                                                • -

■width
互換モードと昔のブラウザの場合、
実際に表示される widthのサイズは、widthにborder、padding、marginの幅も含みます。

■fontの継承
標準モード ⇒ 継承される
互換モード ⇒ 継承されない

bodyとtableそれぞれに「 font-size:80%; 」とした場合、
テーブルの中の文字はbodyの80%が適用され、tableの80%も適用されるので、 80%の80%⇒64%になってしまいます。 絶対的な設定(px指定やsmallなど)の場合は、上書きされる事になるので問題ありません。